17世紀イギリスから純粋な聖書信仰を守るために清教徒たちは命をかけてアメリカに渡ります。そこから彼らは聖書を土台にアメリカと言う国の基礎を築いていきます。そして、今もアメリカの南のバイブルベルトは70-80%がクリスチャン人口だと知られています。しかし、そんなアメリカも20世紀の世俗化によって今ではクリスチャンだと主張する人たちがもはや聖書的信仰に立つより自分勝手な信仰に迷い出ている現状があります。今年、コロナ禍の中でアメリカの保守的な信仰を代表するLigonierミニストリーが数千人のクリスチャンたちを対象にアンケートを行いました。結果は以下のように出ました。

  • イエスキリストは神ではなく、素晴らしい教師であった。(30%がYESと答えた)
  • 誰でも小さな罪は犯すがほとんどの人は良い心を持つ(46%がYES)
  • 神は人の良い行いではなく、イエスキリストにある信仰で人を救われる。(84%がYES)
  • 神はイスラム、ユダヤ教やキリスト教の宗教の礼拝を全て平等に受けられる。(42%がYES)
  • 人の性別は個人の選択である。(22%がYES)

 20世紀前半アメリカのキリスト教を襲ってきたのは自由信仰の波でした。 当時もっとも聖書に忠実と知られていたプリンストン神学校で徐々に聖書が完全なる神の言葉ではなく人間が書いた書物として扱われるようになり、またキリストが処女マリアから生まれたのは迷信だと言う学者たちが次々と登場しました。この流れがここ100年アメリカ全土に及ぼした影響は大きいものがあります。 

 私が21世紀に牧会をしながら肌で感じているのは、この世の中にはいろんな種類(変質した)の信仰を持つ信徒たちが本当に多いと言うことです。最近はあまり教会に繋がらず個人で信仰を守る人も少なくありません。インターネットでいろんな宗派の背景を持つ牧師たちの説教を聞き、自分なりにキリスト教思想を築き上げる人たちもいます。そして、いろんな考えが混同するようになり霊的にかなり迷う人たちも少なくありません。私たちはもう一度聖書の基礎に戻る必要があります。教会は聖書を組織的に教える必要があり、真理を持って信徒たちを守る必要があります。私たちの教会がこれからも自由神学から守られることを常に祈っています。 

チョ・ドリュー師

日本語の週報 ダウンロード↓↓

4er450db

韓国語の週報 ダウンロード↓↓

4433430db

日本語の週報 ダウンロード↓↓

4er450db

韓国語の週報 ダウンロード↓↓

4433430db

 先週の火曜日NCC東京のビジョンミーティングをしたのですが、そこで会計報告をするため2020年度の献金額を計算していました。コロナ禍で経済的に少し厳しいとは分かっていたのですが、数字を見てその深刻さが伝わって来ました。今の赤字のペースが続くとNCC東京の残高は一年半後には0になる計算でした。火曜日の夕方NCC東京のメンバーたちとこの話を分かち合い祈り合いました。そして、その二日後の夜川崎の招待キリスト教会の役員会で教会一般会計が今月中に残高が足りなくなりなる可能性があることを報告されました。コロナ禍は飲食業界やエンターテインメント業界だけでなく世界中の教会を経済危機に陥れていることを肌で実感しました。 

 私は教会が両方とも潰れると心配しているでしょうか?いいえ、そんな心配はしていません。主が私たちの教会を世の光りとして続けて用いて下さるのであれば、それぞれの教会は必ず生き残ります。しかし、主の使命に従順出来ていないのであれば、私たちが人間的にどんなに頑張っても教会の立て直しは効かないと思います。一つ覚えるべきことは、神の国の働きは一つの地域教会に留まらないと言うことです。一つの教会が財政的に厳しくなって閉鎖されたからと言って神の国の働きが止まるわけではありません。主は他の教会を通してまたその働きをなさいます。私たちにとって重要なのは、今主が私たちに何を求めておられるかを見極め、それに応えて行くことです。 

 マタイ6:33でイエスキリストはこう語られました、「まず神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これら(必要な財政)のものはすべて、それに加えて与えられます。」教会が御国の働きに集中するなら、必ず主は全ての必要を満たして下さいます。私はこれを私自身の人生で何度も経験して来ました。これは主の御言葉ですから、主が保証を持って下さると信じます。皆さん、続けて教会の必要のために祈りながら、共に私たちの教会が本来やるべき本質の働きにもっと集中出来るように祈って下さい。その本質の働きは魂の救いと弟子作りです。コロナ禍の中私たちの教会に霊的刷新があることを祈ります。 

チョ・ドリュー師