もしかすると人生は、分岐点でひとつの道だけを選び続ける葛藤の連続かもしれません。どのように決断すれば神のみこころにかなうのかと、様々な物事や人間関係について悩む人は私だけではないと思います。例えば、牧者の方がクリスチャンになったばかりの方を助けようとする時、「キリストの弟子として立てるためにはどのようにアドバイスするのが適切か」などを判断するのは難しいと思います。ただひたすら仕え続けると、「霊的に子どもの信仰のままになってしまうでは」と思われますし、とはいえ道コースや教会の奉仕を強要してしまうと、「プレッシャーを感じて、牧場の交わりすら避けて離れてしまうかも」という心配があるからです。私の場合、このような時には次のように祈り、決断しています。
 まずは、どちらの選択が聖書で語られる神のみこころにより近いかを考えます。聖書で語られる「神のみこころ」とは次の三つです。一つ目は「魂を救うこと」(ヨハネ6:40)、二つ目は「イエスの似姿に変えられる聖さ」(一テサロニケ4:3)、そして三つ目は「いつも喜び、祈り、感謝すること」(一テサロニケ5:16-18)です。そのため私は、自分が二つの選択の道に立っている時、聖書で語られるこの三つの神のみこころに基づいて考え、決断をします。このようにすることで、神様は複雑な世界を生きる私の人生をよりシンプルで、明確にしてくださり、神のみこころの成就も経験させてくださいました。
 次に、どちらの道を選択しても神様が喜ばれるだろうと思う分岐点に立っている時、神の前で恥じることがないような状況の場合は、少し苦労する道や損するような道を選んだ方が良いと思います。
 私は若い頃に大きな教会の副牧師としての就任する機会と、ホームレス伝道の働きの責任を担う二つの分岐点で悩んだことがありました。その時、私のメンターから、「もっと苦労する道を選ぶことが主の前でより純粋に生きることにつながる」という助言をいただきました。それで私はホームレス伝道の道を選びました。またソウルで教会を開拓し、安定した牧会をしていたある日、日本宣教の使命を強く感じました。どの道を選んでも福音伝道者としての生き方に変わりはありませんでしたが、私はすべてを手放す日本宣教の道を選びました。振り返ってみれば良い選択だったと思います。

趙 南洙師



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 クリスマスの挨拶である「メリークリスマス」の「メリー(Merry)」は、「楽しい、幸せな、愉快な」という意味を持っています。つまり、簡単に言えば「楽しくて幸せなクリスマスをお過ごしください!」という意味です。
 そして「クリスマス」という言葉は、キリスト(Christ)と礼拝を意味する「ミサ(Mass)」の合成語で、「メリークリスマス」という言葉は「イエス様の誕生を喜んで礼拝します」という意味になります。
 時には「クリスマス」を略して「X-mas」と表現することがあります。その場合「X」は英語のアルファベットの「X」だと思うかもしれませんが、そうではありません。ここで使われる「X」はローマ字の「X」ではなく、ギリシャ語の「Χ」(Ch/ク)を用いています。ギリシャ語ではキリストを「ΧΡΙΣΤΟΣ(CHRISTOS/クリストス)」と表記していて、クリストスの頭文字である「X」(Ch/ク)が使用されています。ですので、「X-mas」は「エックス・マス」と読まず、「クリスマス」と読みます。
 そして、「クリスマスイブ」の「イブ(eve)」は前夜、または前日という意味で、古語の表現で「evening」(夕方)の略称として知られています。
 クリスマスの時期になると思い浮かぶ聖書箇所があります。「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。(ルカ2:14)」です。 そうです。神でありながら人間の姿となり、世に来られたイエス様の「クリスマス」(Christmas)の精神は、「栄光が神にあるように。平和が人々にあるように。」「高き所から低い所へ」「黄金の馬車ではなく馬小屋」「天から地へ」「神の喜びと人の良い心」「救い主による救い」「神の子が人の子に」「神聖と人性が共に」「神ご自身の犠牲による人類の救い」「愛が十字架によって」などのように表すことができます。
 クリスマスを迎える際には共にケーキを食べながら、普段分かち合えないことを家族と分かち合い、楽しい時間を過ごすことも良いでしょう。ですが、クリスマスの精神をもっと実践したいのであれば、子どもたちと共に隣人のところへ行き、平安がなく孤独に過ごしている人々のところで、一緒にケーキを食べながら交わりができれば、さらに素晴らしいクリスマスになるでしょう。
 メリークリスマスの精神を分かち合う、楽しいクリスマスをお過ごしください。

趙 南洙師



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