今日は収穫感謝礼拝です。都市部に生きる私たちが収穫感謝祭を農業文化の祭りとして考えてしまうなら、「収穫した農産物もない中で何を持って収穫感謝祭をささげるべきか」と疑問に思う信徒もいるかもしれません。そのため、収穫感謝祭をささげる聖書的な意味を分かち合いたいと思います。
 本来、アメリカでの収穫感謝祭は、イギリスにおいて迫害されていたピューリタンたちがアメリカへ移り、様々な苦しみに耐えながら収穫した初物を持って感謝したことに由来します。その時に彼らは、自分たちを助けてくれた原住民を招いて、礼拝をささげたと言います。そして、1789年11月26日にワシントン大統領によって祝日として定められますが、1941年のアメリカの議会において11月の4週目の木曜日が収穫感謝日として指定されました。我が教会では、日本の季節に合わせて11月の2週目を収穫感謝祭としてささげています。
 聖書的な意味での収穫感謝祭の由来は、出エジプトの時代に遡ります。聖書において「仮庵の祭り」、または、「収穫祭」と呼ばれているものです。これは、何が大切か、その強調点によって、表現と意味が変わります。
 「仮庵の祭り」は荒野での40年の間、長い年月を仮庵に住む中で、昼には雲の柱が、夜には火の柱をもって守ってくださった結果、カナンにおいてレンガの家に住むことができたのを感謝する祭りです。過ぎた日々の、主の守りと導きに記念して感謝するのです。
 そして、子どもたちと一緒に仮庵を建て、七日間を過ごしながらこの世は仮庵のような人生であることを教えます。仮庵の中で過ごしながら、空を見上げ、星を数え、祖先アブラハムに与えてくださった約束を、そして、その約束の通りに導いてくださった神様を思い浮かべます。そこに、これからの一年間、神が与えてくださる豊かな収穫を願う意味があります。つまり、未来に対する、神の供給と導きを願うことだと言えます。
 私たちがささげている収穫感謝祭は、このような聖書的な意味が含まれた祭りであります。過ぎたすべての歩みが、ただ神の恵みであったことを思いつつ、感謝なことを書いていく祭りとしてささげるなら、その意味がさらに大きくなると思います。感謝はさらに新しい感謝をつくり上げ、さらなる感謝を通して神様に栄光を帰すことができます。  ですから、今回の収穫感謝祭では牧場が一緒に相談して、隣人の助けが届いていない方を助けながら、愛を分かち合う収穫感謝祭となればと思います。

趙 南洙師



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 家の教会は、新約聖書において初めてイエス・キリストを信じたクリスチャンたちの姿をモデルにしています。彼らは家に集まって礼拝し、交わり、使徒たちから教えを受け、そして伝道にも励みました。ですから、家の教会では、このような姿を求めて、小さな教会の形である「牧場(家の教会)」として集まり、大きな「共同教会」を構成する体制を持つ教会です。
 家の教会で責任を持ち、導く人を「牧者」と呼びます。このように名付けたのは、彼らがイエスの弟子として生きることを誓った信徒牧会者だからです。ですから、家の教会で教会を形成する私たちは、牧者が教会の教職者を助けるのではなく、教職者が牧者の働きを支える構造にしています。
 これは、牧場が家の教会の働きの中心であり、新約教会の本質を回復しようとする小さな教会であると理解しているからです。牧場は魂の救いを最優先とし、回心と成長を目指す小さな教会の役割を担っています。牧場の存在目的は、すべての人をキリストの弟子にすることです。そのため、牧場では基本的な教育や伝道、相談、家庭訪問などの牧会の務めを牧者が担うことになっています。
 教職者は牧者の要請がある場合のみ、牧員の生活に関わります。また、牧員が教職者に牧会的な助けを求める時も、やむを得ない場合を除いて、必ず牧者を通すことにしています。教職者たちは、牧者が助けを求めない限り、小さな教会である牧場に関与しないことを原則としています。
 私たちは、このような有機的な牧場の働きのために、メンバーが自由に他の牧場に移動できないように教会内の秩序を保ってきました。ただし、メンバーが牧場に慣れづらい場合、牧員の同意の元で牧場を移動することができます。しかし、このような場合も牧場に出席し始めてから2ヶ月以内に移動を決め、2ヶ月が過ぎると原則として牧場の移動ができないようにしてきました。なぜなら、牧場での生活での困難を解決しようとする努力を通して、イエス様に似た者へと変えられるためです。本当にやむを得ない場合、草原守と相談して牧場の移動を要請することはできます。
 残念ながら、先月、長い祈りの中で2つの牧場の解散を決めました。2つの牧場のメンバーたちはもう一度他の牧場に入って、新たに気を引き締めることにしたので、すべての牧場が温かく迎え入れてくださるようお願いいたします。ごく一部ではありますが、牧場に所属する事なく日曜日の共同礼拝だけに出席している方も早く牧場の意味を正しく理解して、早いうちに牧場に所属してください。そして、主の体である教会の一部となることをお願い申し上げます。

趙 南洙師



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