全信徒が共にする「三つ撚り特別早天祈祷会」が明日(11月4日)から始まります。三つ撚り早天祈祷会の目的は、伝道者の書4:12とマタイ18:19~20のみことばを純粋に信じ、従うことで、「祈りの応答を得て、神様を体験する」ためです。また、三位一体なる神の姿に変えられ、「三人が一つとなって共に祈る信仰の共同体」を回復するためでもあります。これらのことのために、次のことを覚え、積極的に参加してくださることを願います。
 第一に、三つ撚りの祈りは三人で心を合わせて祈ることです。今回は、普段一緒に祈ることができなかった違う牧場の同性の三人が祈りのパートナーとなって、互いを励ましながら早天祈祷会に一緒に参加してくださればと思います。三つ撚り早天祈祷会の一番大きな力は、三人の祈りの友が一緒に祈ることにより、神体験ができ、また互いを支え合うことができるため、祈りの道が開かれ、霊的な体験をする機会になります。そしてそれにより、教会の共同体が強く建てられるようになります。ぜひ礼拝堂に来ていただき、互いに手を握って声を出して祈る、祝福される恵みの時間を持つことを願います。
 第二に、毎日の祈祷課題を持って、祈りの友と励まし合い、霊的な交わりを持ちましょう。これこそ「三つ撚り早天祈祷会の核心」であると言えます。自分の祈祷課題は祈りの友に委ねて、ぜひ、他の二人の祈りの友の祈祷課題を覚えて集中的に祈ってください。そして1週間の三つ撚り早天祈祷会の間、午後の都合の良い時間にSNSを用いて交わる機会を設けてください。そこでは早天で互いのために祈った時に神様がどのような感動とみことばを与えてくださったかについて話し合い、互いを励まし合ってください。その際、相手を訓戒する言葉は控えましょう。もし、うっかり寝坊をしてしまった人や、やむを得ず欠席した人がいても、途中で諦めないで最後までやり抜くことができるよう、他の二人が両側からしっかり支え、力づけてあげましょう。
 第三に、三人がそろって休まず出席できたチームには小さなプレゼントを差し上げます。三人で一緒にうどんでも召し上がってくださいという、本当に小さなプレゼントではありますが、差し上げる理由は一人でも多くの信徒の方が一緒に祈って神体験ができるようにと奨励する祝福の意味が込められています。なぜなら、三つ撚り早天祈祷会は個人の祈りの時間ではなく、三人が心を合わせて教会を建てる、共同体の祈りだという意味が大きいからです。教会学校の子ども達にも励ます意味を持って、それぞれ皆勤した一人ひとりにプレゼントを差し上げます。今回の三つ撚り特別早天祈祷会に牧場のメンバー皆が切に願う心を持って一緒に参加し、私たちを愛しておられる神様を深く体験できるよう、心より待ち望みます。

趙 南洙師



 家の教会のモデルといえる、アメリカのヒューストン・ソウル教会を訪問して学べる機会が与えられたのは、私自身と我が教会への神の祝福だと思います。もちろん彼らも、新約聖書が教える完全な教会の姿を示すことはできません。しかし、聖書の教えに基づいて、魂を救い、弟子としての生き方を実現しようとする姿に非常に大きな感動と、霊的なチャレンジを受けました。
 ソウル教会を一言でいうならば、見て学べる、導き手のいる教会でした。過去30年間、家の教会の牧者として仕えてきた方々との出会いを通して、生活の中に根付いた霊性を感じることができました。彼らの信仰を正し、立てられた、元主任牧師であるチェ・ヨンギ先生が退任されてからすでに10年が経ちました。それにもかかわらず教会を守りながら隣人に仕え、続けて牧者の立場を守っておられる霊的な大人がいるということは、次世代に対する学びの現場を提供しているということでしょう。彼らの中に、私たちが一生懸命取り組んでいる「信仰の継承」という切ない叫びがないのにも関わらず、自然と次世代の育成が進んでいました。
 もう一つは、仕える情熱と共に、感動を与える聖なる証(霊的なプライド)がある教会でした。証は、自分の歩みの中で共に働いてくださる神をほめたたえることです。彼らは人との出会いを神の導きとして理解し、とても大切にしていました。だからこそ、出会う人々を温かく見守っていたのです。なぜなら、神様が人との出会いを通して働く方であることを信じていたからです。人との出会いを軽く思い、疎かにするのは、神の恵みを拒否することと同じであるため、否定的な人生を送るでしょう。
 三つ目の感動は、牧場での奉仕と教会での奉仕がよく調和していて、キリストの体を築き上げていく教会だったということです。すべての信徒が牧場での奉仕に責任を持っていて、また教会での奉仕も責任を持っていました。一例を挙げると、私がヒューストン空港に着いた際に迎えに来てくれた信徒は、教会に通い始めてからまだ3ヶ月しか経っていない初心者でした。その兄弟は牧場で、牧師の主日説教を要約して発表する奉仕を毎週していて、また教会では動きが不自由な信徒のための送迎の奉仕を、責任もって担っていました。牧場でも教会でも、すべての奉仕は他の人に仕えることであって、それは隣人が幸せになれるような助けとなっていました。
 いつも聞いてきた言葉ですが、ソウル教会は隣人を成功させるために自分の人生を捧げる、実践的な教会でした。一言で言うなら、イエス様の御姿が現れる教会でした。見て学ぶために訪れたヒューストン・ソウル教会のように、我が教会でも毎週洗礼を受ける魂が起こされ、他人の幸せのために仕える奉仕者が溢れることを祈ります

趙 南洙師



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 我が教会が新約聖書の教える姿を追求する、家の教会の運動を始めたのが19年前でした。主任牧師である私が「教会とは何か」という深刻な問いに直面していた頃でした。祈り、悩んでいる中で、教会の頭なるキリストによって導かれ、教えられたのが、「魂の救いと弟子作り」を教会の存在目的とする家の教会の学びと実践でした。
 今まで献身的に牧者として仕えてくださり、また毎週の牧場を導いてくださった信徒の皆様がおられたからこそ、今日の我が教会になっていると確信しています。主任牧師として、全ての牧者夫妻に感謝を申し上げます。また、皆様が受ける天での報いが非常に大きいと信じ、主の御名によって祝福します。
 残念ながら過ぎた5年の間には、主任である私の引退と共に到来したコロナ禍という社会的な障害がありました。そのため、魂の救いだけに留まらず、牧場の集いも難しくなり、家の教会は以前のような活気を失う困難に直面したような気がします。
 しかしながら、GCAの働きと兼任するかたちではありますが、私も主任牧師として復帰することができ、神の恵みによって31の牧場を牧会する牧者の皆様も再び活気を取り戻すことができたと信じています。もちろん、いくつかの牧場ではVIPおらず、仕える機会を失って、依然として牧場で集うこと自体が困難になったのも事実です。
 このような状況の中で祈っていた時、ちょうど7月に開催された牧者カンファレンスの講師として来られた、国際家の教会ミニストリーのイ・スグァン先生と話し合う機会が与えられました。そして、イ先生の提案を受けて家の教会のコンサルティングを受けることを決めました。これは、日本家の教会ミニストリーの理事教会である松原聖書教会と知立キリスト教会と共同で行われた決定です。
 昨日(12日)にアメリカから国際ミニストリーのソン・スンヒョン兄が来日され、松原聖書教会でのコンサルティングを始めました。そして来週の日曜日まで知立キリスト教会でのコンサルティングを行い、その日曜日の午後から我が教会でのコンサルティングを始める予定です。それに伴い、牧者の方々とのインタビューとアンケートが行われ、牧会者としての認識と教会の運営方法の点検を予定しています。今回の機会を通して、我が教会が新たに家の教会を立て直す良い機会になると信じ、感謝しつつコンサルティングを受けようとしています。
 同じ志を持って、現在私とともに4名(山本兄弟、嶋田兄弟、黄明煥兄弟、ソ・デソン兄弟)の牧者がヒューストン・ソウル教会主催の信徒セミナーに参加しています。帰国する日まで、貴重な学びと共に新たな力を得て帰ることができるように、お祈りいただければ幸いです。

趙 南洙師