先日、オーストラリアの緩和ケアの介護士で作家でもある、ブロニー・ウェア(Bronnie Ware)の本「死ぬ瞬間の五つの後悔」を紹介する文書を読みました。私は直接この本を購入して読むことができませんでしたが、紹介されていた内容がかなり詳細で、いろいろと考えさせられたので、引用しながら分かち合いたいと思います。
 著者は、緩和ケアの介護を長年つとめ、数多くの患者を看取った経験を基にして、彼らが一番後悔していたことを本としてまとめました。これに多くの読者は共感と気づきを得て、自分の人生を振り返るきっかけとなっているように思います。
 死の時が近づいた人々は、お金をもっと稼ぐことやもっと良い車が持てなかったこと、もっと素敵な家に暮らせなかったことなどを後悔していていなかったと言います。著者がまとめた、末期患者たちの五つの普遍的な後悔は次のことでした。
 後悔その1。自分に正直な人生を送れなかったということ。いつも他人の視線を気にして、期待に応えようと「偽善的な人生」を送り、自分に「正直な人生」を送ることができなかったことを後悔していたそうです。
 後悔その2。家族ともっと一緒に時間を過ごせなかったこと。特に男性は、お金を稼ぐために精一杯で、子どもたちと一緒に遊んだり、家族と良い思い出を作ったりできず、稼ぐために働きすぎたことを後悔していたそうです。
 後悔その3。自分の気持ちを素直に表現できずに生きてきたこと。他人との衝突を避けるために、自分の感情を抑え、ありのままの感情をさらけ出すことなく生きてきたことや、病むほどの怒りを押し殺して生きてきたことを後悔していたそうです。
 後悔その4。旧友との関係をおろそかにしてきたこと。死を目前にすると、旧友の大切さに気づき、彼らと会いたいと思うが、手元に誰一人として連絡先がなく挫折したそうです。
 後悔その5。もっと積極的な人生を送れなかったこと。失敗を恐れて安定した環境を追い求めたために、もっと冒険的で、変化のある人生が送れなかったことを後悔していたそうです。
 死の時が近づくと、誰もが多くのことを考え、後悔すると思います。しかし我が教会で牧場生活を忠実にしている人であるなら、死ぬ瞬間に決して後悔することなく、神の元に帰れると確信します。なぜなら、私たちは何より価値ある魂の救いと主の弟子として生きる訓練を受けているからです。究極的に、隣人を立てるための牧場の交わりは、感謝ある人生を作り上げてくれるからです。

 趙 南洙師



日本語の週報 ダウンロード↓↓

4er450db

韓国語の週報 ダウンロード↓↓

4433430db
 神は霊ですから、御霊と真理によって礼拝する者たちを求めておられます(ヨハネ4:23-24)。神さまを礼拝するために選ばれた私たち信仰者にとって、いつ、どこで、何をするとしても、日常生活の中で神さまをほめたたえ、賛美することはとても大切です。
 それと同時に、主の日に信徒が共に集まり、神さまにささげる日曜日の礼拝こそ、私たち共同体と共におられる神の臨在と導きを体験する最も大切な信仰の根幹と言えるでしょう。
 ここ数年、コロナパンデミックにより、私たちは礼拝を共にささげることができない状況がつづきました。しかしご存知のように、ニュースを通して最近の社会の動きを見ると、大多数の機関はコロナ禍以前に戻ることを目指しており、政府の指針もかなり緩和されてきました。
 我が教会もすみやかに対応し、教職と役員と相談した結果、10月の礼拝から以前のように2部制の礼拝に戻ることを決定いたしました。礼拝時間が、1部(日本語)礼拝は午前10時から、2部(韓国語)礼拝は午後1時から、と変更になります。皆さま、お時間を間違えないように、ご確認をお願いいたします。
 2部制の礼拝に伴うコロナ感染予防対策は今まで通りに続けます。①必ずマスクを着用した上で、礼拝堂に入場し、礼拝後の交わりでもマスクの着用をお願いします。②受付にて検温をし、入場をお願いします。③手のアルコール消毒をお願いします。④生活を共にする家族は一緒に着席できますが、なるべく席を案内する奉仕者にご協力をお願いします。⑤当分の間、食事を伴う室内での交わりはご遠慮くださるようお願いします。
 1部礼拝では密集の可能性があるため、4階の食堂と6階のcs教室にても映像を通して礼拝がささげられるよう準備しています。ですから心配せず、まず2・3階の礼拝堂に入場してください。
 御霊と真理によってささげる礼拝が回復され、神の栄光がほめたたえられ、大いなる恵みをいただく主日礼拝になることを願います。そして恵みあふれる礼拝のために、礼拝を見物者としてではなく、礼拝をささげる者として信仰によって祈り、心と体を尽して賛美し、感謝を持って献金をささげ、説教を人の言葉ではなく神のみことばとして受けとめることを、私は礼拝の原則として決めます。皆さんもこの原則に則り、共に礼拝ささげることを願います。

 趙 南洙師



日本語の週報 ダウンロード↓↓

4er450db

韓国語の週報 ダウンロード↓↓

4433430db