人には、仕事中心と人間関係中心のタイプがいると言われます。見方によってはその人の生まれつきの性格とも言えますが、それらの性格は、成長とともに身についたその人の考え方が生き方となる場合が多いのではないかと思います。
 仕事においては優れた能力を発揮できても、人間関係には苦労する人がいます。自分では人間関係も上手くいっていると思っていても、周囲から「人との関係さえもう少し改善できればもっと豊かな人生になるのに」と、心配されるような人です。
 反対に人との関りを積極的にして、人間関係のために努力する人もいます。しかし残念なことに、苦労と犠牲を伴う奉仕(仕事)の場ではいつも言い訳が多く後ろ向きで、周りの人々を困惑させるケースもあります。
 大切なのは、自分がどのようなタイプなのかを見定め、足りない面をもっと改善しようと努力すれば、良いバランスをとれるのではないかということです。これが自分のスタイルだからという人もいますが、奉仕(仕事)と人間関係のバランスをよくするため、意識的に努力するのであれば、私たちの人生はもっと豊かになると信じます。
 もう一点、配慮するとすれば、違うタイプであっても、互いに尊重して理解しあえる余裕があれば良いと思います。なぜなら、仕事と人間関係は切っても切れない関係だからです。仕事を通して周りから一目置かれ、また自分自身もやりがいを感じるのは当然のことです。同時に良好な人間関係において、自分が認められているという安心感を得るからです。
 私は仕事中心のタイプであることを認識しています。それゆえに新たな事を始めるのに恐れがなく、何から始めれば良いのかも良くわかります。そのため、多くのことができた人生を神に感謝しています。
 その反面、私が仕事中心の人間であるため、周りの人は私のせいで苦労することもあるでしょう。申し訳ないと思いますが、このような私のスタイルを少しでも理解していただければと思います。とはいえ、人間関係を無視して生きるつもりはありません。私もまだわかっていない関係の足りなさを少しでも改善できるように努力し、人生のバランスを維持しようと考えています。
 牧場のメンバーの中に自分とは違うタイプの人がいて苦労している方はいるでしょうか。自分の人生のバランスの維持とともに、相手を見る視線のバランスも維持できれば、さらに良い関係を築くことができると思います。

 趙 南洙師



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 教会で行うすべての活動が大切ですが、活動内容によって優先順位があります。それらが魂の救いにどれほど関わっているかによって優先順位が決まります。なぜなら魂の救いは教会の存在目的であるからです。この原則は、国を守るために戦争に行って戦う軍隊に例えると明確になります。軍隊は戦争で勝利するために、小銃隊、大砲隊、戦車隊、ミサイル隊をはじめとする多くの部隊があります。もちろんすべての部隊が大切です。しかし何よりも大切な部隊は、やはり最前線で敵と直接戦う部隊です。ほかの部隊の役割は、最前線の部隊がよく戦って勝利するように助けることです。
 教会も同じだと思います。サタンの奴隷となっている人々を救うことが、教会の最も大切な活動であり、そのために教会の役員とミニストリーチームのすべての信徒たちが、互いの役割をよく補い、助け合うべきです。
 皆さんもご存知のように、わが教会の最前線の部隊は牧場です。なによりも牧者こそサタンと戦う最前線の軍隊の隊長・責任者です。そのためサタンは、しつこく牧者をいじめ、誹謗中傷し、魂の救いの責任をまっとうできないように妨げてくるでしょう。だからこそ私たちは、魂の救いの最前線で心と体を尽くして戦っている牧者を大切に思い、彼らが勝利できるように、普段の訓練と共に必要なすべてを支援し、助けるべきです。7月末に開催される牧者カンファレンスに参加される牧者のために、教会が参加費を支援するのもこのような意味からです。
 以前、教会がミッションハウスを購入し、無償で場所を提供して、信徒が運営する塾を支援したのは、単なるビジネスのためではありませんでした。近隣の子どもたちが、負担なく、自然に教会に出入りできるようにして、その魂が救われやすい良い環境を整えるための宣教活動の一環でした。
 数年前までVIPフェスティバルというミニストリーを開催していましたが、これも知り合いを招待し、一度でも福音を聞かせ、救われる機会を提供しようという意味を持って多くの予算を割き、定期的に開催していたミニストリーでした。しかし、魂の救いの目的意識が弱まり、ただこなすだけのミニストリーになってしまった時、思いきって教会の優先順位から外しました。
 今年からわが教会は、新たなビジョンを立てようとしていますが、全ての信徒が積極的に参加してくださっていることに感謝します。願わくはすべての教会活動に、優先順位があることを覚え、準備できることをお祈りしています。

 趙 南洙師



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