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 空の王者と言われる鷲が、水平を保ちながら最速で飛ぶために、ある一つの障害を克服する必要があります。それは他でもなく空気の抵抗、風です。ですが、空気のない真空の状態で飛べるという訳ではありません。むしろ真空の状態だと飛ぶところか、すぐ落ちてしまうでしょう。飛行の障害となる風ですが、それは障害物であると同時に必須条件でもあるのです。
 障害物が成功の条件となり得るという法則は、私たちの人生においても同じように適用されると思います。障害物や困難がない人生は、様々な可能性も、そしてそこから得られる幸福感や楽しみもない人生なのかもしれません。
 たとえば、私たちの人生の中に、障害物や問題が全くないと想像してみてください。もちろん、そのような人はいないと思います。ですが、もしそのような人がいるとしたら、その人は創造的な緊張感を失ったまま、やりがいや幸福感を味わえない人生を生きるのではないでしょうか。
 日々のみことばで、今、苦しみの中で生きて来た信仰者たちが残した詩篇を私たちは黙想しています。彼らは豊かで平安な人生ではなく、極限の苦しみの中で神さまに告白する詩を書き記しました。人類の歴史上、多くの偉大な思想家たちもまた、暗闇のトンネルを通りながら素晴らしい思想を残しました。ジョン・バニヤンは冤罪により投獄され、刑務所の中で「天路歴程」を残しました。自分のベッドすら運べないほど弱かったナイチンゲールは英国の医療環境を新たにしました。半身不随になり、いつも中風の危険を抱えながら生きたルイ・パスツールは、低温殺菌法を開発し、人類の疾病根絶のために貢献しました。  この世は多くの問題を抱え、また同時に作り出しています。この世の人は二種類に分類できます。それは深刻な問題を抱えている人と、問題を深刻化する人です。この二種類の間には天と地ほどの差があります。問題に対して過剰な反応を示し、小さなことでも深刻化してしまう人がいますが、大切なのは、「自分にどのような問題が起きたのか?」ということより、「自分に起きた問題に対してどのように対処するのか?」です。
 ある名人は「虹を見たければ、ちょっとやそっとの雨で騒がず我慢しなくちゃ。」と言いました。私たちの人生の歩みを滞らせるような問題で迷わず、虹を通して約束して下さった神さまのみわざを覚え、今の問題を乗り越える創造的な人生を生きることを願います。

 趙 南洙師

 アメリカの精神科医トマス・ハリス(Thomas A. Harris)は人間関係を良好にする「OK精神(Iʼm OK, Youʼre OK)」を説明し、「P-A-C(parent adult child)」の調和が必要であると伝えます。P(Parent:親らしさ)、A(Adult:大人らしさ)、C(Child:子どもらしさ)は一様に、幼児教育、環境及び内的経験、感情などに関わるものです。7歳の頃から天才作家として名をはせたフランスのベルナール・ウェルベル(Bernard Werber)は、「自分を作家として成長させてくれたのは、幼い頃、父が枕元で聞かせてくれた話だった」と語りました。私たちはこのような例をよく見聞きします。幼児~少年期は、正しい価値観を教えられ、人生の生き方を築き上げる決定的な時期であることを知っています。ですから我が教会では、この大切な子どもの成長期を、神様から与えられた機会として認識し、機会を逃さないようにするべきです。
 一方で、私たちの子どもたちが通っている学校の教育の現実を認識しなければなりません。日本の学校が一番大切にしている四つの教育の目標は「心の教育、健康と体力、思いやり、自己学習能力」だそうです。しかし現在の教育結果を見てみると、「1千万円が手に入るなら、捕まって刑務所暮らしでもいい」と思う少年少女たちが少なくないという現実です。さらに心が痛むのは、このようなことを聞いても特に驚かない人々がいるということです。勉強ができ、高い地位にいても倫理観のない盗人があふれる時代になってしまったようです。
 このような現状に、先生たちも目標を失い、本来の学校教育を諦め、自分の権利だけを守ろうとするサラリーマンになっています。この現実こそが、私たちの子どもの将来をさらに暗くさせているのです。このような学校教育の現実から「全人的教育」を求めるのは、非現実的かもしれません。
 しかし、これらの現実を克服することが、教会の未来を支える重要課題であり、また子どもの教育についてチャレンジする機会であると認識しなければなりません。子どもたちの未来に責任を持って支える教会の教育のテーマは、聖書の教えに従い、神のかたちとして造られた一人の魂を正しく回復させ、啓発することです。
 ですからキリストのからだなる教会は、今日の学校教育の問題に対してオルタナティブ校(alternative school)としての機能を果たすため、時代の希望とならなければならないと信じます。教会の子どもたちに対して責任を持つことは、当然担うべき教会の責務です。そしてこれは、一人の人生と家庭を生かすことであり、教会が今の時代に寄与すべき大切な使命でもあります。一年前に我が教会が立ち上げたグローバル・クリスチャン・アカデミーはこのような使命を持ち、建てられた学校です。

 趙 南洙師

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