コロナウィルスが蔓延してから3年目の今は、一緒に集まることも簡単ではなく、人に会うのをはばかる生活が日常になってしまい、とても残念です。コロナの感染者が続けて現れる中、去年の4月から我が教会は3部に分けて礼拝をささげてきましたが、集団感染が起こることもなく守られたのは神の特別な恵みに違いないでしょう。
 このような状況の中、私たちが仕える牧場と草原からまことのキリストの弟子を立てるためにはどうすれば良いでしょう。牧者、草原守、道コースを導く者、そして牧会者は次の二つを念頭におき、祈りと奉仕を通して模範を示すなら、聖霊様によって弟子は自然に立てられると信じます。
 第一に、責任感のある人を見つけなければなりません。熱心に仕えても、責任感が育たないのなら、その人は「万年こども信仰」にとどまるでしょう。いつも自分のことばかりで、無責任な言葉と行動によって家の教会の共同体を分断させ、倒すかもしれません。そのため、牧場のメンバーをまことの弟子として立てられるよう、知恵を持って責任感のある人として育てなければなりません。
 例えば、牧場のメンバーのために個々が頂いている賜物、つまり、タラントを見つけ啓発できるよう「牧場での奉仕の責任」と「教会での奉仕の責任」を任せましょう。道コースの時にも一度決めた原則に合わせて、原則通りに行う責任感を育てる必要があります。このようなことを通して責任感は育ち、まことの弟子として立てられるようになり、また、家庭や職場でも責任感のあるリーダーとして祝福された人生を生きるようになります。
 第二に、具体的な仕え方を教えるようにしてください。牧場と草原の中で自分とは違う人とぶつかり合い葛藤を覚えることで、「自分はどのような人なのか」に気づき、自分を知ることができるようになります。他人との葛藤が生じる時に逃げたり、隠れたりはせず、主だけに頼り立ち上がる時、ようやくイエスの姿に似ていくまことの弟子として育つようになります。
 それゆえに牧者は牧場のメンバーの頼みを全て受け入れようとしないでください。その人も共に仕えられるように機会を与え、そして、仕える中で困難にぶつかっても主に頼り、克服できるよう、仕え方を具体的に教えてください。例えば、牧場のメンバー自身が、自分の家を開いて仕えることの喜びを味わえるようにさせましょう。また、牧場のメンバーがボーリングに行きましょうという時には、料金を負担に感じるメンバーのために一度牧者が代わりに料金を払い、模範を示すのも良いでしょう。ですが、2回目からは牧場のメンバー同士で助けることを提案し、互いに仕えることにより、具体的な仕え方を覚えるよう教えてください。自分の犠牲により人に仕え、奉仕を学んでいく時にのみ、まことの「仕えるリーダーシップ」は育ち、イエスの似姿に変えられた弟子となります。そして、職場や学校、またこの世の中で良い影響力を示す主の祝福の源になると信じます。

 趙 南洙師

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 若い人が教会のリーダーとなることは決して簡単なことではありません。若い人は心が強く、活力があるため、自信と情熱をもっています。若いというのは素敵なことです。しかし、若いがゆえに、深い挫折を経験することもあるでしょう。また、年老いた世代は若い人を幼いと言って信頼しない傾向もあります。このようなことから、年配の人が若い人をリーダーとして受け入れられないのはなおさらのことです。そのため挫折し、苦しむ若い人の姿も時々目にします。今回は若いリーダーであるテモテに伝えたパウロの教えを共に分かち合いたいと思います。
 ①模範を示しなさい。テモテのリーダーシップが認められるためには、良い模範を示す必要があるとパウロは伝えます。彼は、言葉と行動を通して、愛と信仰、そして品位を守る模範を示さなければなりませんでした。おそらく、もっとも大変だったのは、神に対する信仰と自分を制することだった思います。悪い行いによる悲惨な結果と良い模範を通した有益な影響はいくら強調しても良いでしょう。
 ②権威を明確にしなさい。パウロは「自分が行くまで、聖書を朗読することに専念するように」と勧めます。若いリーダーであったテモテは聖書の朗読だけではなく、勧め、教えなければなりませんでした。権威は聖書から与えられるため、聖書をより深く解釈するのは若いリーダーにおいて必須です。
 ③一貫性をもちなさい。パウロは「自分自身にも、教えることにも、よく気をつけ、働きを続けなさい。そうすれば、自分自身と、あなたの教えを聞く人たちとを、救うことになるのです。」と伝えます。大切なことは、パウロは生きることと教えることを別々ではなく、つなげて考えているということです。彼は言葉の通り、自分自身と教えとに細心の注意を払ったに違いないでしょう。
 ④進歩を明らかしなさい。「これらのことに心を砕き、ひたすら励みなさい。そうすれば、あなたの進歩はすべての人に明らかになるでしょう。」(1テモテ4:15)若いリーダーテモテは、自分の霊性と奉仕において成長しなければなりませんでした。人々は彼がどのような人であるかだけではなく、どのような人になっていくかまで見る必要がありました。このような要素は若いリーダーにおいてかなり大切なことだと思います。
 ⑤関係性によって適切に行動しなさい。年配の男性には父親のように、年配の女性には母親のように接する必要がありました。同じ世代においても注意を払う必要がありますが、若い青年を愛し、見くびる態度をとらない必要があります。また、若い女の人には姉妹のように接しなければならないと伝えます。
 パウロが若いリーダーであるテモテに伝えた教えに従うのであれば、これから我が教会の若いリーダーとなっていく若い世代が軽く見られることはなく、またその働きが拒否されることもなく、教会はますます堅く建てられることと信じます。

 趙 南洙師

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