コロナ禍で人と会う機会も少なく、疎遠になり、2年が経ちました。万が一、感染してしまったらという不安や周囲に対する配慮から、対面での分かち合いを迷い、断ることも多くあったのではないかと思います。
 さらに、最近はコロナウイルスの新たなオミクロン株といわれる変異株が発生し、日本政府や社会が大変緊迫した中で感染防止対策を実施しています。再び隔離の期間が延びるのではないかと懸念しています。
 このような状況の中、人類を救うためにこの世に来られ、ご自分を低くし、飼葉桶に生まれた神の御子イエス・キリストの誕生を祝うクリスマスの季節となりました。
 私たちの救い主イエス・キリストは、まことの命を与えるためにこの地にいらっしゃいました。ご自身の全てを分け与えてくださった十字架こそ、「分かち合い」のまことの意味と、「分かち合い」にある人を生かすいのちの力を表していると言えます。
 ここで皆さんに一つ提案をしたいと思います。クリスマスの喜びを隣人と共に分かち合う具体的な行動を実践してみましょう。あなたの周囲にいる、クリスマスのまことの意味と喜びにまだ気づいていない方が対象です。その人を見つけ出し、暖かい心を込めたプレゼントをしましょう。もちろん神様の無条件の愛を分かち合うという意味でのプレゼントです。
 その隣人が子どもであるなら、自分の子どもたちと一緒にアイデアを出してプレゼントを選び、ラッピングをし、カードを書いて中に入れるなど、準備をしてみてください。プレゼントを渡すときにも子どもたちと一緒に行き、ただ素直にクリスマスの喜びを伝えると良いと思います。
 可能な限りクリスマスイブ(12月24日)まで、具体的に喜びを共に分かち合うよう実践していただければと思います。ご存知のように、日本社会はクリスマスイブが過ぎるとすぐ年末年始ムードになり、人々の心が神社で行う初詣に向くようになるからです。私たちに与えられたこの12月のクリスマスの分かち合いの機会を逃さないように、ぜひお願いいたします。
 ホームレスの方々にとって今年の冬は特に寒い冬になりそうです。気温の低下による寒さも気になりますが、それよりコロナ禍で社会的距離をとることに慣れてしまった環境が、私たちの隣人をもっと凍えさせているのではないでしょうか。
 私たちがイエス様の暖かい分かち合いの愛を実践した時、まだ神様を知らない私たちの隣人が、少しでも凍えずに冬を過ごせるようになるのではないかと期待します。

 趙 南洙師

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 これまでの2年の間、コロナ感染予防のため対面の礼拝を禁止、または制限してきました。また、人と距離をとり続けてきたため、ネットでの礼拝に慣れてしまった方々がいらっしゃるようです。感染者が激減した今も、体温のチェックやアルコール消毒、マスクの着用を日常的に守ることによって、多くの活動が回復できていることに感謝します。ネット礼拝の便利さに慣れ、日曜日に礼拝堂に来ることを面倒や不便に思い、続けてネットで礼拝することに固執する方々がいらっしゃるようですが、これからは、自分の信仰とその動機を確認し、健康な信仰生活を取り戻す具体的な行動をするべきでしょう。
 第一は、主日共同礼拝を回復することです。ライブ中継で礼拝をささげている方の話を伺うと、最初は顔をきれいに洗い、着替えて身支度を整えてから礼拝をささげていたが、だんだん緊張感がなくなったと聞いています。従って信徒の皆さんが誠心誠意、礼拝をささげられるよう、助けることに最善を尽くすべきだと思います。ともに集い、ささげる礼拝を回復するために、可能であれば一時、礼拝の生配信を中断し、時間をあけてアップすることを検討しています。
 第二は、牧場の交わりを通常通りに戻すことです。もちろん、ネットを通して交わりを続けてきた方々もいらっしゃるようですが、集まって食事をしなくなりすでに2年が経ちます。そのため、集まって食事をしようとすると気まずくなることもあるでしょう。それは、牧場メンバー同士の、家族のような関係性が薄くなったことを意味するのではないでしょうか。これからは対面で集まり、交わることを備えていきましょう。コロナ感染を恐れる方々がいらっしゃるなら、食事は各自で済ませて、飲み物だけにすることを勧めます。すでに対面での交わりをもっている方々には感謝しています。そしてもう一つ、見直していただきたいことは「交わりの内容」です。2年近く、ネットを通して牧場の交わりを続けてきた結果、自分も知らないうちに参加だけを目的とするような、薄っぺらな交わりに慣れてしまった面はないでしょうか。牧場の交わりの中で、自分の内面で告白と悔い改めが伴わない時、またメンバーへの真の愛と仕える姿勢がない時、牧場の交わりに問題があると考えてみてください。そのためしばらくの間、深い交わりができるようなテーマをもち、交わることも一つの案になると思います。
 第三に、当然のことですが、道コースに参加することです。9月からは道コースを開講していますが、コロナ感染予防のために、道コースに参加できなかった方も多くいらっしゃいます。そのため、来年上半期には、牧場全メンバーが道コースに参加するよう働きかけるのを勧めます。

 趙 南洙師

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