魂の救いは、霊的戦いだと言われます。一人の魂を導き、イエス・キリストを信じさせるまでには、激しい戦いがあり、産みの苦しみがあります。なぜなら、魂の救いは簡単に得られるものではなく、命がけの霊的戦いを通して得られるものだからです。また、適当な霊的戦いでは勝つこともできず、むしろ、圧倒的に敗北をしてしまうでしょう。霊的戦いに勝つためには、まず、戦いの目的を覚える必要があります。そして、魂の救いのためには、以下の二つの激しい戦いを覚悟しておく必要もあります。
 まず一つ目は祈りの戦いです。サタンは何があっても、一人の魂がキリストの救いによって永遠の命を得、神の民になることを妨げます。その魂を諦めず激しく抵抗するサタンとの戦いなので、目に見えない霊的世界での戦いであることを認識しなければなりません。霊的戦いの武器は祈りです。VIPを心から愛し、特別祈祷や早天祈祷、または断食祈祷のような命がけの祈りの戦いをしなければなりません。このような命がけの祈りなしでは、霊的戦いに勝つことも、一人の魂をキリストに導くこともできません。長い時間をかけて仕えても、祈りが伴わない限り、魂の救いの働きは実りません。その結果、力果て倒れてしまい、諦めたくなるでしょう。一人の魂を導くためには、まず祈りの戦いに必ず勝利することが必要です。
 二つ目は自分との戦いです。魂の救いのために祈りながら、VIPの必要と状況に合わせ細やかな関心を寄せ、積極的に仕えていかなければなりません。このような奉仕は自分との戦いになります。忙しさや難しい環境の中でも、支えて仕える愛と犠牲の姿によって、VIPは自分たちへの愛が本当の愛であることに気づき、感動を受けます。感動は他でもなく、細やかな関心と惜しみない犠牲から来ます。このような感動的な愛によって支えられる時、VIPの心は開かれます。
 時には、誠意を持って仕えているにもかかわらず、相手から反応がなかったり、時には断られることもあるでしょう。そのため心が傷つき、寂しい思いをすることがあります。また疲れ果て、諦めたくなる誘惑に陥ることもあります。このような時、失望せず、焦らず、自分の感情と戦いながら忍耐しなければなりません。一人の魂の救いには、このような産みの苦しみが伴うことを忘れてはなりません。

 趙 南洙師

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 未信者の方を伝道するとき、論理的に説得しようとする人がいます。しかし、今の時代に論理で説得され、イエス・キリストを信じる人はいないと思います。家の教会において伝道が前進する理由は、牧場メンバーが仕える姿に感動を受け、牧場で祈りの応答を体験するからです。
 人を感動させるためには、多くのものを持って仕える必要があると思うかも知れませんが、そうではありません。余裕のある中から仕えるとき、人々はありがたい気持ちを感じますが、感動は受けません。経済的余裕がないにもかかわらず支えるとき、人々は感動を受けます。時間がない人が、時間を割いて仕えるとき、人々は感動します。体が弱い人が、それでも仕え支えようとするとき感動します。何かを持っていないということは、伝道において弱点ではなく、感動を与える能力なのです。
 そして、神さまが祈りに応えてくださることを知ってもらうためには、牧場で分かち合う祈祷課題は、一週間のうちに応答されたとわかるような具体的課題で分かち合ったほうが良いでしょう。祈りの応答を体験するとき、未信者の方々は偶然だと思うかも知れません。しかし、応答が繰り返して与えられると、「神さまは本当におられるのか?」と疑問を抱くようになります。そのとき、いのちの道コースを勧めたり、信仰告白の集いを勧めたりすると応じてくれるようになります。
 私たちがVIPのために祈るときは、牧者一人で祈るより、牧場の伝道として牧場メンバー同士で祈ることを勧めます。VIPの人数は、名前を覚えながら祈ることができる5人程度が良いでしょう。牧場のVIPリストに登録する名前を選ぶ基準は2つあります。①周りの人々の中で今イエス・キリストを最も必要としている人、②牧場の助けを最も必要としている人です。大切なことは、牧場が必要とする人をVIPとして選ぶのではなく、牧場を必要とする人を選ぶことです。なぜなら、キリストによって立てられた教会の目的がそこにあるからです。
 抽象的な祈りより、状況に合わせて「一緒に食事ができますように!」「牧場に参加してくれますように!」「日曜礼拝に参加してくれますように!」「いのちの道コースに参加してくれますように!」「信仰告白の集いに参加してくれますように!」という、具体的な祈祷課題を持って祈ることを勧めます。
 仕える姿と祈りの応答がある牧場を目指すとき、イエス・キリストはVIPの魂を私たちに託してくださり、魂の救いによる喜びとやりがいを味あわせてくださるでしょう。

 趙 南洙師

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