2024年 年間標語 年間標語 「神体験の教会」(詩篇34篇8節)
『福音的アイデンティティ 』牧師コーナー(68)
聖書が語る福音を知った人は自分自身を最も良く認識することの出来る人になります。聖書が言う福音は、“私たちは私たちが想像する以上に罪深く汚れている、でもそれと同時に私たちは私たちが願っていたよりはるかにイエスキリストによって愛され受け入れられている”と言う事実です。私たちが罪人だと言う事実は私たちが高ぶることがないようにさせてくれます。同時に、そんな罪深い私たちのために一人子をお与えになったほどに神が愛された事実は私たちを自尊心の低い人にさせるのではなく、一生の安堵感を与えてくれます。この福音によって私たちにはこの世が与えることの出来ないバランスの取れた自我を持つことが出来ます。
その人は大学受験に失敗して悲しんでも挫折しません。なぜ?自分の価値は受験成功が決めるものではないからです。福音を自分のものにした人は自分のビジネスが破綻して悲しんでも挫折しません。人生の価値はその人の仕事の成功にあるわけではなくもう既にイエスキリストを通してもらった価値にあるからです。福音は人にどんな境遇にも耐えられる耐久性をくれます。同時に、福音を悟った人は他人に寛大になる柔軟性をくれます。福音を通して永遠の栄誉を得たクリスチャンは、この世の栄誉を最終目的としません。すると、その人は同僚がプロジェクトを台無しにして悲しむことがあっても挫折しません。自分の人生をダメにしている他人に対しても恵みを持って接する余裕を手にいれます。
福音を悟ると私たちは人の評価から自由になります。福音を通して私たちは自分をあざける自分の声から自由になります。そして、人生を自分の栄光のために生きることから自由になります。そこで初めて人生を神の栄光と人々に仕えるために生きられるようになります。あなたはこんな福音的自我(アイデンティティ)を持っていますか?私たちの教会が皆この福音を自分のものに出来ることを願います。
チョ・ドリュー師