2024年 年間標語 年間標語 「神体験の教会」(詩篇34篇8節)
『心配すべきことは財政より本質に戻ること』牧師コーナー(70)
先週の火曜日NCC東京のビジョンミーティングをしたのですが、そこで会計報告をするため2020年度の献金額を計算していました。コロナ禍で経済的に少し厳しいとは分かっていたのですが、数字を見てその深刻さが伝わって来ました。今の赤字のペースが続くとNCC東京の残高は一年半後には0になる計算でした。火曜日の夕方NCC東京のメンバーたちとこの話を分かち合い祈り合いました。そして、その二日後の夜川崎の招待キリスト教会の役員会で教会一般会計が今月中に残高が足りなくなりなる可能性があることを報告されました。コロナ禍は飲食業界やエンターテインメント業界だけでなく世界中の教会を経済危機に陥れていることを肌で実感しました。
私は教会が両方とも潰れると心配しているでしょうか?いいえ、そんな心配はしていません。主が私たちの教会を世の光りとして続けて用いて下さるのであれば、それぞれの教会は必ず生き残ります。しかし、主の使命に従順出来ていないのであれば、私たちが人間的にどんなに頑張っても教会の立て直しは効かないと思います。一つ覚えるべきことは、神の国の働きは一つの地域教会に留まらないと言うことです。一つの教会が財政的に厳しくなって閉鎖されたからと言って神の国の働きが止まるわけではありません。主は他の教会を通してまたその働きをなさいます。私たちにとって重要なのは、今主が私たちに何を求めておられるかを見極め、それに応えて行くことです。
マタイ6:33でイエスキリストはこう語られました、「まず神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これら(必要な財政)のものはすべて、それに加えて与えられます。」教会が御国の働きに集中するなら、必ず主は全ての必要を満たして下さいます。私はこれを私自身の人生で何度も経験して来ました。これは主の御言葉ですから、主が保証を持って下さると信じます。皆さん、続けて教会の必要のために祈りながら、共に私たちの教会が本来やるべき本質の働きにもっと集中出来るように祈って下さい。その本質の働きは魂の救いと弟子作りです。コロナ禍の中私たちの教会に霊的刷新があることを祈ります。
チョ・ドリュー師