オーナーシップ（Ownership）は、主人意識を持つことを指します。

簡単に言えば、自分の家のトイレはきれいに使うが、公衆トイレは汚く使っても別に気にならないと言うのは、公共意識と主人意識がないからです。

人々は自分の所有権があることだけに主人意識を感じます。

しかし、神の国の民はそうあるべきではありません。

この世界を神様が創造し、この世界の主人が神様であるということを信じ、かつ、私たちが神の子どもとして神の国の相続者であるのなら、私たちにはこの世界に対する主人意識（Ownership）が必要です。

そして、このオーナーシップのある人だけが、この世界を変える神の国の働き人になれるのです。

私たちの職場が神の国であり、神様が送ってくださった場所で神の国を建て上げるための相続者として私たちを召してくださったと信じるなら、私たちはただ食べて生きるための手段として仕事や事業をするのではなく、神の国を建て上げるために、この地の主人として生きるようになります。

　オーナーシップを持っている人と持っていない人はどのように区別することができるでしょうか？給料分だけ働く人、必要を見ても見ないふりをする人、もしくは、その必要が目に留まらない人は、ただ食べて生きるために働く人です。

　しかし、オーナーシップを持っている人はその必要が見える人、創造的に働く人、責任を負う人、与える人、何よりも自分に任された仕事を通して神の栄光を見ようと祈る人です。

　神様は私たちが立っているこの場所で、主人意識を持って生きるように願っておられます。

少しの間留まるトイレでも、食事するレストランでも、すれ違う電車の中でも、職場でも、学校でも、オーナーシップを持った人は自分の家の物を扱うように関心を持って使います。

その共同体の必要に対して仕えるようになります。そのようなキリスト者たちを通して、この世界に神の国が建てられていきます。

　オーナーシップは神様が自分に与えてくださる使命が何かを明確に知っている人だけが持つことのできる主人意識です。

ただ食べるためだけの労働者ではなく、神の国を建て上げていく相続者として生きるからです。

まず、自分の教会でのオーナーシップを考えてみましょう。

あなたは教会のお客さんになってはいませんか。