自分の妻の教会生活に不満を持ち、激しく迫害していたアルコール依存症で、頑固な男がいました。彼は、神様の話を聞かされるとすぐ怒りを表していました。そればかりか、この男は自分の妻とは別の女と付き合っていました。勿論、このことを自分の妻にすべて隠していました。

しかし、このような夫の状況を全部知っていた妻は心を痛ませながらも、最後までキリスト者としての寛容な姿勢を崩しませんでした。むしろ、夫のために更に祈る時間を増やし、神様だけに訴え続けました。

ついに、神様の御手がその家庭に延ばされました。この男は妻の生き方に心砕かれ、教会の牧場という小クループの集いに出席してイエス様を救い主として信じるという決心に至りました。その後、この夫は信仰の人となり家庭においても霊的リーダーになりました。

今日まで数多くの未信者の夫たちが献身的な妻の信仰を見て、イエス様の信仰に導かれるケースが多くありました。夫たちを救いに導いた妻たちにはいくつかの特徴があります。

夫を伝道しようとする妻は自分が通っている教会の否定的なことや教会内の問題について口にしません。教会もいろんな人々が集まっているし、みなが天使でもありませんので、多くの問題を含んでいます。

かつ、夫と論争したり、離婚話を振りかざして威嚇したりもしません。その代わりに夫の状況を神様に報告し、切なる涙の祈りで訴えます。

何よりも夫が妻に信仰を捨てるように強要しない限り、全てにおいて夫の意図を理解しようとして従う生き方がその特徴です。

『服従による解放』（Liberated Through Submission）という本があります。この本は、すべての関係の中において真の自由を味わう神の摂理としての「服従」を吟味しています。

夫に頭を下げるのは変えられる明日のための美しい服従になります。決して屈辱ではありません。イエス様は御父に従って十字架を背負う服従の歩みによって私たちを救い出してくださいました。