一人の人が神様を信じるようになると、その日から光である神様の導きと関心を向けられながら生きることになります。光のうちに生きるというのは真実に生きることを意味します。環境や状況がどうであれ、その人が真実であるというのは周りから信頼される大切な条件になります。

そして、信頼というものは毎日蓄えるものです。周りの人々が毎日自分の真実さを目にするように真実な生き方を続けられたら、信頼される関係が作られます。ですから私たちは、誰かが自分を信じてくれるように願うより、自分が信じられ得る真実さを一貫して見せながら生きることが何よりも大切ではないかと思います。

それでは、誰に自分の真実さを信じてもらうべきでしょうか。最も身近な隣人からでしょう。配偶者や家族から信頼されることが何よりも優先です。子どもたちは自分の両親を信頼すべきです。自分の妻、自分の夫、自分の子供に信頼されることが大切です。家族から信頼されなくて、職場の同僚から信頼されたとしても意味がないことです。

繰り返しますが、成功する人生に求められる最優先事項は家族間の信頼関係です。これができないと次の段階も問題になります。仮に外部の人々に認められたとしても、家族から認められないなら、その人は人生の成功者とは言えません。両親から信頼されている子供、子供たちから信頼されている父母、互いに信頼する夫婦の家庭でこそ、人生に成功する人を育てることができます。そのような人が外部で活動する時、意味ある働きができます。

人生の成功は信頼関係から生まれます。身近な隣人、家族をはじめ親しい友人から信頼されるなら、情緒的な安定だけでなく、周りの人々から期待され、仕事にも投資を受けることになるでしょう。その人を信頼する人が増えるはずです。周りから信頼されている人であるなら、規模の大きさとは関係なく、どんな仕事に取り組んでも成功すると思います。仮に、失敗したとしても信頼関係がある人なら、その信頼によって再び立ち直れます。