教会の第一存在目的である魂の救いがうまくできる教会になるためには、牧場に来 られたVIP が速やかに教会に出てきて信仰を告白し、安定した信仰生活を送る必要が あると思います。ところが、VIP が数年の間、牧場の集いには来られるけれども、教 会の礼拝には来られないなら、何かの問題があるのではないかと捉えるべきです。

VIP が教会に来られた時、神様の恵みを感じることがなかったり、あるいは、別 のところでは感じられない霊的な好感を抱くことができないと、続けて教会に集 われることは難しいと思います。それでは、教会はVIP に対してどのように対応 すれば、より神の恵みを感じさせ、好感を持たせることができるのでしょうか。

（１）あまり期待せず教会に来たにも関わらず、何かを感じる礼拝であったとい うVIP の声がもっと聞こえるべきです。そのためには、礼拝堂を見せることは無 意味です。創り主の神様を礼拝する信徒たちの姿が、彼らに新しい感動を覚えさ せるきっかけになるでしょう。信徒たちに笑顔で迎えられたり、大きい声で賛美 し、祈る信徒たちの礼拝する姿を見る時、この礼拝を受けておられる聖書の神様 について知りたくなるだろうと思います。ですから、先に信じている私たちの姿 から映ってくる神様を感じさせることが極めて大切です。

（２）神様とキリスト教に対する誤解を解いてあげるべきです。人は誰でも神様を知ろ うとする求めがあります。しかし、漠然とした先入観によって、キリスト教や教会を敬 遠する場合が多いのです。このため、则めて教会に来られたVIP にも「いのちの道」の 学びを紹介し、キリスト教と教会への偏見が解けるように助けることが大切です。

（３）VIP がキリスト教信仰の確信を持てるように助けるべきです。つまり、私たちの 教会が提供する「信仰告白の集い」に導き、なぜ主イエスを信じるべきか、なぜ信仰を 告白すべきかを具体的に説明し、個人的に信仰の確信が持てるように助けるべきです。

このような信仰が持てるなら、神の家族になり、教会共同体を通して信仰が成 長するようになります。また、自分自身で気づくことにより、自身に対する神の 御心を知り、それに従う人生に変えられると確信します。