聖書は「絶えず祈りなさい」と教えます。ゆえに私たちは祈り続けるべきだと理解しています。しかし、長い間祈り続けてきたのに、祈りに対する応えがないように感じる時、私たちはどうすれば良いのでしょうか。このような場合、続けて待つ姿勢も必要ですが、ただ祈り続けるより、祈りながらまた何かをする必要があるかもしれません。祈り続けても応えられない時、私たちがすべきなのは次のことです。
第一に、神様からすでに「ノー」と応えられていないかを確認する。
神様から祈りの応答がないと思う時があります。しかし、沈黙や拒否が、神様から与えられた具体的な応えの一つであることもあります。簡単に申しますと、神様がすでに「ノー」と応えたにも関わらず私たちが気づいていないだけだということです。ヤコブ4:3では、私たちが悪い動機で求めるから得られないと教えます。私たちは神様が私たちに与えようとしていないものを求める祈りを続けているかもしれません。神の品性にふさわしくないものを求めているなら、どうしていただけると期待できるでしょうか。
第二に、自分の意図を振り返る。
私たちの求める意図や動機を確認しなければなりません。私たちが独善的な動機で、自己中心的なことを祈っているなら、神様が私たちの求めに応えられないことを理解すべきです。ですから祈りながら、自分の心の状態を振り返ってみてください。私たちは神のみこころにふさわしくないことを求めながら、ただ自分の幸福のために祈り続けているかもしれません。ただ自分の願い(夢)が叶えられることだけを求めて、何かしてくださいと神様にわがままを言ったりはしていませんか。自分の意図を振り返ってみましょう。
第三に、もっと神のみこころを求める。
最後に、上記で伝えた二つのことをした上で、私たちは神のみことばに基づいて神のみこころをもう一度考えなければなりません。第一ヨハネ5:14~15では、神のみこころにしたがって願うなら、神はその祈りを聞いてくださり、またすでに手にしていると信じるべきだと教えます。そのために私たちは神のみこころを求め、従う方法を学ぶべきです。私たちは神の方法に従い、従順すべきです。ですから、神様が教える通りのことを求め、祈ることを願います。
趙 南洙師
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軽率な判断による誤解が人間関係を壊す場合があります。特に誰もが使っているラインやカカオトークなどのSNSを通したものが多いようです。日常生活においてSNSはとても便利なものです。いつでも、必要な時に相手と話せますし、言いたいことを気軽に、そして早く伝えられる便利なものです。長文のファイルはもちろん、最近はショッピングやお金の送金も可能な時代です。
しかし、このように便利なSNSによって、苦しむ人がいます。例えば、「ねえ、なぜ私が昨日送ったメッセージを読まないの?」といったように、SNSは関係をあまりも軽くしてしまいます。また、以前送ったメッセージの文脈を見落とし、直前のテキストだけを見て、誤解を招く場合もあるでしょう。もちろん、顔を見ながら話しても誤解することはありますが、大切な内容は互いの顔を見ながら話すべきではないかと思います。
軽率な判断による誤解を招かないためには、相手の行動をむやみに判断しないことが大切です。例えば、姑が息子の家に来た時、お嫁さんがずっと掃除ばかりしていたとしましょう。姑は自分が息子の家に来ることにお嫁さんが負担を感じて掃除ばかりしていると思うかもしれません。しかしお嫁さんは姑が来たところ、あちこちにホコリが見えて、気になったので、掃除をしていたのです。ですから、こういう時には姑が先に「お嫁さんは掃除が好きですね。」と、一言聞いてみた方いいかもしれません。相手の行動を一方的に考え、判断することがむしろ関係を複雑にする場合があります。
また、軽率に誤解しないためには、相手の表情をむやみに判断するのも避けるべきです。ある日、私が銭湯に行ったところ、向こうの人がずっとちらっと見ていて不愉快でした。しかし、独り言で「風呂椅子はどこかな」と言ったところ、その人はすぐにも風呂椅子のところを指でさしてくれました。実は親切な方だったのです。ですから、相手の表情だけでむやみに判断しないことが大切です。
また、軽率に誤解しないために、会話が苦手な人には先に聞いてみるのも良いです。私たちの周りには無口の人もたくさんいます。ですから、「何か不便なことはありませんか。」と聞いてみるのも良いでしょう。もし、相手が「いいえ、大丈夫です。」と答える時に、「あの人は自分と話したがっていない」と誤解することがあるかもしれません。しかし、自分の話をしながらもう少し声をかけてみると、その時から話してくれる人もいます。無口の人は顔見知りである傾向もあるので、むやみに判断せず、声をかけてみてはいかがですか。最初は短い返事が来るかもしれませんが、少しずつ長い会話を続けてくれるかもしれません。良い関係を作ることが人を得る道です。
趙 南洙師
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