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 私は29歳の独身の時に牧師按手を受けました。その直後、牧師になったばかりの私がノンクリスチャン女性と結婚を前提に交際を始めていたらどうなっていたでしょうか?正直、もしそんなことがあったなら、当時奉仕していた教会の教職を辞めさせられたと思います。教会に来て間もない方でも、牧師は少なくても同じ信仰観や価値観を持つ人と結婚すべきだと言う概念を持っていると思うのです。では、この質問を一般信徒に適用して聞きましょう。クリスチャンはノンクリスチャンと結婚しても良いでしょうか?答えはそんなに簡単に白黒に分けられるものではないので、この答えはそれぞれが出しましょう。

 人がクリスチャンになると人生の目的は神の栄光を現わすことに変わっていきます。クリスチャンは人生の欲望を満たすためより、神の御国を優先的に考えることになります。それは、どんな学問も道に進むか、キャリア選択、住む場所、時間の使い方、人間関係の作り方、またどのようにお金を使うかにも大きく影響を与えます。つまり、クリスチャンは一週間に数時間やるものではなく24時間365日の人のあり方(生き方)だと言うことです。クリスチャンが結婚相手を探す時には、それを理解してくれる人を見つける必要があります。ただ、“あなたのことが好きだから宗教のことは何とかなる”とか、“愛は宗教の違いも克服できる”とかナイーブに考える人も多いと思います。でも、考えて下さい。クリスチャンがノンクリスチャンと結婚するのであれば、自分にとって命よりも大切な“神への信仰と福音の喜び”を共有することが出来ないと言うことになります。それはつまり私にとって人生で最も大切な領域を相手に理解してもらえないと言うことです。結婚相手が私の人生の目的と一番の喜びを理解しないまま二人が結ばれるなら、取り返しのつかない葛藤が生じて来ます。

 独身のクリスチャンの人生目的は神の栄光を現わし喜ぶことです。それは結婚しているクリスチャンも全く同じです。夫婦として、また家族として神の栄光を現わしその歩みを喜ぶことです。クリスチャンがノンクリスチャンとの交際を悩んでいるなら、まずは伝道する段階からスタートすることは重要です。伝道が進み、また相手がその信仰を一生通して理解する覚悟が出来ているかを確かめるべきです。またクリスチャン本人も、“私は一生涯の霊的重荷を負って生きて行く” という覚悟がなければノンクリスチャンとの付き合いを再考すべきです。しかし、自分の信仰が揺れることがなく、一生涯この人を伝道しながら証の模範を示すことが出来る信仰者なら、真剣に主が一番喜ばれる道は何かを祈りながら先に進んでいくことをお勧めします。

チョ・ドリュー


 ロビン・ウィリアムズが主演した「いまを生きるDead Poets Society」映画(1989)は私たちに“今を精一杯生きよ”と言う大切なメッセージを残してくれました。このメッセージは新約聖書エペソ5:16の内容と似ているのですが、そこに「機会を十分に活かしなさい」と言う箇所があります。それは今与えられたチャンスを逃すことなく掴みなさいと言う教えであります。私はもうすぐ40歳になりますが、最近時の流れの速さに自分もビックリすることが良くあります。昔は40歳までには本を何冊出版するとか、博士号を取得すること、また、もっと多くの魂を救うことを夢見ていましたが、最近になって人生を通して達成出来ることはほんのわずかだと痛感しています。コロナ前は信徒たちと食事の交わりをする時間すら限られていたのですが、今になっては時間があってもそれが出来なくなっています。この状況があと何カ月間続くのだろうと思うと本当に時間が惜しまれます。何でも機会が与えられている時に十分に活かすべきだと言う教訓を学びます。
 ヤコブ4章が言うように私たちの人生はあっという間に過ぎ去っていきます。もしかすると人生にいろんな夢を抱くより、自分が出来ることを幾つかに絞って歩んだ方が良いのかも知れません。コロナの時代を生きる私たちは、人がいつまでも元気に過ごせると言う保証はないことを知っています。そして、経済が不安定になるといつまでも今の仕事が出来ると言う保証もありません。私自身30代前半までは元気な声を持って賛美が出来ていたのですが、声帯炎を数回経験した後はいつも思うように声が出なくなり、もどかしさを感じています。思えば、私たちには今だから出来ることがあるのです。10年後、20年後にはもうその機会はなくなることが沢山あることでしょう。皆さんにはどんなことがありますか?
 イギリスの宣教師として中国で仕えたCT Studdは、“たった一度だけの人生あっという間に過ぎて行く、キリストのためにしたことは永遠に保たれる”と告白しました。皆さん、私たちの人生は長くてもあと数十年で終わります。その数十年の間人々に称えられることは沢山出来るでしょう。でも、永遠に称えられるべきことは主のためにしたことです。だから、今日もう一度思い出しましょう。今の仕事を主のためにやりましょう。今与えられている人間関係を永遠の観点を持って育んで行きましょう。何より主のために出来ることを後回しにするのはやめて今実行に移しましょう。私たちがイエスキリストによって永遠のいのちを得ていることを確信し、今を精一杯生きれる力を得て前進しましょう。

チョ・ドリュー