品川での教会開拓の始まりは、引越す前から開拓教会のメンバーを集めることで開始しました。 頭で思い描いていたものは一緒に信徒を牧会してくれる宣教師、賛美リーダーを担当してくれる信徒、また一緒に教会の基盤となって新しい人たちを霊的ケアする人たちが約5-6人いてくれると良いと思いました。 最初は品川地域に住む現在教会に通ってない信徒たちと開拓奉仕を手伝うと言う人たちが約10人いましたが、彼らと関係を結ぶのはとても難しいことでした。 教会のビジョンを分かち合う祈祷会や交わり会をやっても集まりが悪く、結局いつになっても開拓チーム全員が揃うミーティングは出来ませんでした。 2015年1月3週目あたりからマンションの会議室を借りて日曜の家庭礼拝をスタートしましたが、開拓チームに加わると約束してくれたメンバー10人のうち来てくれたのは2人だけでした。 後は開拓を応援に駆けつけてくれた他教会のメンバーたちが数名いただけでした。 そして、家庭集会を始めて2-3週目になると固定メンバーは2-3名と言うところで私も少しがっかりしながら過ごした時期だったと思います。
開拓教会をやっていてとても訓練されるのは、一人ひとりの信徒を本当に大事に思うと言うところです。 礼拝出席が私たち夫婦を含め5-6人の時には新しく来てくれる人はまさにVIPの中のVIPなのです。 新しい人が来たら礼拝後に数時間ティータイムを持ちながらどう教会に来たのか、福音は知っているのかなどを聞きながら、また新しい教会のビジョンを分かち合う時間を持ちました。 感謝なことに最初マンション内で行う家庭礼拝には毎週平均1人のペースで新しい人が訪問してくれました。 ほとんどの人たちは、知人から新しい教会が始まると聞いて来たか、自らネットで地域にある教会を探して来た人たちでした。 マンション内の施設はルール上宗教目的で使うことの制限があり、そろそろ管理室にも怪しまれる頃でしたので、2015年3月の半ばに品川駅近くの貸会議室を借りて礼拝をスタートしました。 大人の固定メンバーが7-8人ぐらいで毎週6万円以上する貸会議室を借りるのはとてもリスクのあることでした。 いずれ予算がなくなったら6ヶ月やってマンションに戻るとも考えていましたが、主は新しいメンバーたちをすぐに加えて下さり一年目が終わる頃には大人20名がレギュラーで礼拝に来てくれました。 そんな人たちの国籍もさまざまで、一年目だけでアメリカ、インド、スイス、オーストラリア、フィリピン、中国や韓国の人々が集まるようになりました。
しかし、NCC東京は品川近辺で働く人や在住者をターゲットに教会をやる目的がしっかりとあったので礼拝は日本語だけで行いました。ですが、時間が経つにつれ一時期英語圏の人たちが礼拝の50-60%になる時期がありました。 信徒の中には“なぜ礼拝を英語でやらないのだろう?”と言う声も上がりました。私は、“もともとこの教会は東京にいる日本の人たちを伝道するために始めましたから”と答えながら英語の同時通訳を付けたものの、日本人信徒が増えることを祈りました。 品川で礼拝が始まり4年半、今は子供を入れて平均90人ぐらい集まる教会となっていますが、礼拝の60%が日本人、30%が英語圏から来ている人たちで、残りの10%が韓国系や中国系の人たちがいます。 教会のビジョンが明確なのでNCC東京に通う外国人は、ほぼ全員日本人伝道に重荷を持つ人々です。 これからもこの信徒たちと一緒に一人ひとりを大切にする伝道と働きが出来ることを願っています。 続けてお祈りお願い致します。
チョ・ドリュー師
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― 募金活動 ―
先週は、私がどのように4年半前に品川で教会を始めるようになったのかを分かち合いました。 そして、その歩みは決して平坦なものではありませんでした。 霊的にも大きな戦いがありましたし、もう一つ大きな戦いを言えばお金に対する不安です。 私は開拓教会への思いを持ち2013年3月に招待での協力牧師の務めを一旦終え、引越しをしました。 その時妻は妊娠6ヶ月で、私も生活のために急いで通訳の仕事を見つけたのですが、引越しをしたあとの通帳の残高は日本円で12万ぐらいでした。 感謝なことに数ヶ月は都内で通訳の仕事をしていたので、ぎりぎりの生活からは脱出しましたが、教会開拓の先に進むにあたって、お金の問題は無視出来ないものでした。 ですから、フルタイムの仕事をしながら開拓教会を始めることは相当難しいことでありました。当時、私を指導していたリディーマーの関係者も私が教会の働きに専念できるために、アメリカや韓国で募金活動(Fundraising)をすることを勧めていました。 簡単に言えば、“ 今の通訳の仕事をやめ、生活資金と開拓教会の資金を他の人々の献金を通して集めなさい ”と言うことでした。 その時に通い始めた教会では、私が仕事を辞めて教会の働きを少し手伝うと月5万円の謝儀を出すことが出来ると言われました。 私は心の中で思いました、“月5万円の生活費で頑張りながら、今後教会開拓の資金を集めることなど出来るのか?! それでは家賃も払えないじゃないか! 教会開拓の前に飢え死になるのでは?!”と。 資金集めが上手く行く保障は全くなかったので、完全に開拓教会に打ち込むことには相当迷いがありました。 ですが、フルタイムの仕事を続けるなら(収入は安定的かも知れないが)きっと開拓教会などスタート出来ないと思ったのです。
そして長女が生まれる3週間前に仕事を辞めて、いちかばちかで開拓教会に全てを注げる決心をしました。 その時に私が続けて黙想していた箇所はマタイ6章でした。 マタイ6:33「まず神の国と神の義を求めなさい。 そうすれば、これらのものはすべて、それに加えて与えられます。」 そして毎日神様にこう祈りました。 “主よ、あなたの御国のために私を捧げます。 そして主の御国に献身出来るように何を食べるか何を着るかを心配しないようにお導き下さい。” 月5万円の生活費で4ヵ月を持ち応え、またすぐさま少しずつ募金活動などを通して生活を立て直して行きました。 ですが、資金を集める道はとても険しく、人に“献金して下さい!”と言えない性格の私が、頭を下げ誰かに懇願するのは本当に謙遜にさせられる経験になったのです。 そして、募金活動を始めて1年で開拓教会を始める品川近辺に引越しをすることになりました。 開拓教会が1年目に必要としていた額は約1千2百万円と設定していましたが、主は全ての必要を満たして下さいました。今考えても本当に主の導きなしでは不可能なことが起こったと思っています。 このことを通して私に与えられたのは、神の国を追い求める者に主は「これらのものを全て加えられる」と言う信仰の確信でした。 資金集めにおいて、主の助けが無ければ品川での開拓は前進することはなかったと思います。 今考えて見ればこの教会開拓の準備を通して、主は生きて働いておられることを教えられました。
チョ・ドリュー師
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