宣教はスピードより方向性が大事であると教えるある本に、英国歴史学者カルム・
ブラウン(CallumBriwn)の言葉が引用されていました。それは『英国キリスト教会の死亡』
(The Death of Christian Britain)という本に、1960年代の英国キリスト教会は下降線に
なり、キリスト教の社会的な影響力が中心から周辺に押し出された原因を説得力のある
分析をしているものでした。彼は英国キリスト教会が英国の社会から信頼を失ってしまったのは、産業化の影響でもなく、2回もあった世界大戦が原因でもないと語っています。
彼は数世紀に渡って世代間に行われたキリスト教信仰の継承が破壊されたことによると
指摘していました。
聖書の士師記においても同じ意味の教えがあります。イスラエルの民の信仰が次世代に
しっかり伝授されていないゆえに失敗を繰り返していると指摘しています。「その同世代の者もみな、その先祖のもとに集められたが、彼らのあとに、主を知らず、また、主が
イスラエルのためにされたわざも知らないほかの世代が起こった(Ⅰサムエル2:12)。」信仰継承されないと失敗の歴史を繰り返すと教えています。実に、ピューリタンの子孫で
ある英国教会が次世代への信仰継承ができないゆえに世界宣教のリーダーシップを
放棄してしまいました。
神の国の到来のために、歴史に残る影響の秘訣は、アブラハムの神、イサクの神、
ヤコブの神に繋がる持続的な信仰継承にあります。
次世代への信仰継承において誰より大事な責任を担なっている人はもっと身近な存在で
ある両親です。子どもは両親の言葉と行いをよく見て学びます。それで全ての人間は
良し悪し別にして両親の影響を受けながら大人になります。信仰者の両親たちは次世代の
子どもに良きモデルになりますよう祈ります。信仰について多くの説明より信仰に生きる
姿を見せてほしいです。日曜日に父、母と子どもが一緒に、神の前で礼拝を捧げるのは
美しい信仰継承の実践になります。
主日礼拝の1部が9時に変更してから、子どもたちと一緒に礼拝する姿が弱くなったようです。願わくは全ての父、母が子どもたちと一緒に礼拝し、その後の11時からの教会学校クラスに導いてください。子どもたちはすぐ成長するので一緒に礼拝する期間も多くないでしょう。信仰継承は父母の責任です。
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主イエス様が「あなたがたの間で人の先に立ちたいと思う者は、みなのしもべになり
なさい。」と言われました(マルコ10:44)。このことばによると牧師であるこの私が
信徒たちのしもべになるべきですが、正直、自信がありません。しもべは人から言われる
通りに従わないといけない人間であると思っているからです。
ところがある日、しもべというのは「自分のニーズより人のニーズを優先する人間である」と教えられました。つまり、しもべは隣人の成功を助ける人であると気づいたのです。
それで自分自身がしもべとして生きることへの意味を知り、確信を持つようになりました。
例えるなら、信徒たちが何をしてもアドバイスしないで、何かの過ちを犯しても、全く
気にしない牧師がいます。このような態度が謙遜なしもべとしての姿勢であると思っているかもしれませんが、私は違うと思います。このような牧師の動機を調べてみればわかると
思いますが、それは信徒たちを愛しているからではなく、自分の身を守るための防衛策に
すぎない場合が多いです。憐れみ深い牧師というイメージを守りたいのか、信徒たちと
ぶつかった場合に生じる様々な被害から避けたいのか、そのような態度をとっていると
思います。
牧師として真のしもべになるためなら、信徒が間違ったことをしている時は、正しく
助けるべきです。繰り返す失敗によって自分自身と周りに傷を与え、多くの被害を与えて
いる様子を目の当たりにしているのに、ひたすら沈黙を続けるのは正しいしもべの
姿勢でもないし、愛する人の態度でもありません。
しもべは隣人の成功を助ける人です。ですから、この牧師はわが教会の草原守たちが
全信徒から尊敬されるリーダーとして用いられるように支えるのが牧会の目標になって
おります。牧者たちが天国へ行って、この牧師よりもっと報われるのが奉仕の目標です。
そういう訳で、信徒たちに励ます時もあれば、厳しく戒めるときもあります。激励する
場合もあれば、間違いを指摘する場合もあります。
どうぞ、しもべは隣人の成功を助ける人であることを覚えてください。わが教会のリーダーたちは、見守るべき時は見守り、叱責すべき時は叱責し、激励すべき時は激励し、正すべき時は正してあげる真のしもべ(仕えるリーダー)となりますようお祈りいたします。
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