神の存在は、科学的に証明されていません。神は超自然的な存在であるため、自然界を　　観察して原理を発見するツールに過ぎない科学で証明することは不可能です。神の存在は　論理的にも証明されていません。人間の論理は不完全だからです。以前は論理的に筋が通っていると思っていたことが、後に事実ではなかったと判明された例を私たちは歴史上で数多く見てきました。

クリスチャンたちが神の存在を信じる究極的な理由は、イエス様です。神様が人間の救いのためにイエス様を送ってくださったことを証明し見せてくださるために、事前に語られた通りに死んで３日目によみがえられたから、私たちは神の存在を信じ、イエス様は神様が送ってくださった方であることも信じます。

しかし、科学の絶対性に捕らわれた人は、神の存在も霊的な実態も認めません。霊的な体験は、脳が引き起こす電気ショック現象なだけだと主張しています。箴言には、このような人たちを「愚か者」と書かれています。

自然界を越えた超自然的な世界、すなわち霊的な世界があります。この世界は、自然界よりもさらに高い次元の世界だと言えます。私たちが身を寄せて生きている宇宙は四次元の世界ですが（三次元の空間に時間が加わって四次元）、霊的な世界は五次元か、六次元かわかりませんが、さらに高い次元の世界です。高次元の世界は、数学的な公式で表現できても、頭に描くことはできません。それは、人間の想像力は自分たちが存在する四次元の世界を越えることができないからです。

目に見える自然界は、霊的な世界を教えるための影です。ヘブル人への手紙で、エルサレム神殿は天にある神殿の影であると語られています（ヘブル8：5）。また、神殿で捧げられるいけにえは、天で捧げられる真のいけにえの影であると語られています（ヘブル10：1）。

死後、行くことになる天国は、次元が高い世界なので、想像できません。しかし、自然界が霊的な世界の影であるということを知るなら、ある程度の想像は可能でしょう。霊的な世界が本物です。