健康な教会は、教会のかしらである主イエス様の命令に忠実に聞き従う教会です。その命 令の核心はマタイの福音書28 章18〜20 節にありますが、「魂の救いと弟子づくり」と要約 することができます。私たちの教会もこの目的に向かって一生懸命に走ってきました。その 結果、主イエス様を救い主として受け入れ、洗礼を受けられた人が年々増えてきました。ひ とりの人が主イエス様を信じるようになると、みなが喜び、洗礼を受けるそのとき、その魂 の救いのために関わって来た周りの人々は興奮し、非常に感激します。
今年、私たちの教会で受洗者は20 名、幼児洗礼者4 名、そして転入した信徒が6 名です。 単純計算で礼拝出席者の10％の信徒が増えたと言えるでしょう。伝道するのがとても困難な 状況の中で、これは神様の特別な恵みであり、聖徒たちの苦労のゆえに与えられたことなの で感謝しています。
一方、健康な教会のもう一つの側面は、「主の弟子が立てられる」かどうかです。まず、誰 が弟子であり、どのように弟子に立てられるのかを確認すべきです。家の教会における弟子の 定義は、未信者が主イエス様を信じて、牧者になり、隣人に仕える者だと聖書は教えています。
私たちの教会はいかがでしょうか。今年は、増殖した牧場もあり、新しい牧者として献身 してくださった方がおられ、何よりも感謝しています。牧者になるために、信徒セミナーを 修了すべきであり、守るべき誓約もあるので、牧者が立てられることはそれほど簡単な話で はありません。だからこそ、すでに牧者として立てられ、仕えている方々のために、神様の 報いをお祈りしないではいられません。しかし、厳密に言えば、実はまだわたしたちの教会 は、牧者として立てる「弟子づくり」が順調ではないと判断されます。その理由を一言で答 えるならば、私たちの教会で受洗して、牧者になった方の割合がとても尐ないからです。
教会が健康になるためには、魂の救いと弟子づくりのバランスを保つべきです。それぞれ の牧場で、この二つの焦点のどちらも心に留め、足りない部分はお互いに支え合いながら、 健康な教会に向かって続けて邁進すべきではないかと思います。
今年も主にあって一緒に仕えてくださった全聖徒たちに感謝し、来年に注がれる神様の祝 福をお祈り致します。