若いころの私は「根の深い木は風に揺れない、深い泉の水は枯れない」という言葉を大人からよく聞いて成長しました。

いま振り返ってみると、この言葉は私たちの信仰にも適用されることに気づきました。人によって若干の違いはありますが、確かに根の深い信仰者がいます。目先の障害が見えても、ぶれることなく一貫して神様に仕える姿勢を変えません。時々一瞬の試練と遭遇しても、それが原因で落ち込み、主日礼拝を避けたり、牧場や教会から離れることはありません。むしろ、どんな事があっても速やかに信仰的に考え、ぶれる事なく問題を乗り越え、与えられた召しの道を黙々と喋りもせず歩み続けるわけです。

私は、わが教会の牧者たちからそのような信仰の姿を伺っています。すべての牧者たちの信仰が完全であるとは言えないと思いますが、しかし激しい風当たりによる一時的な若干のぶれは見えても、決して折れたり、倒れることはありませんでした。それほど信仰が根深いと言えると思います。

しかし誰かの何気ない一言で心に傷を負い、睡眠障害を覚えたり、牧場や教会に行くのが嫌になり、牧者や担任牧師よりお願いされた奉仕まで重荷になる方がおられるなら、ご自身の信仰の根がそれほど深くないことを自ら言い表しているのではないかと思います。

もし、ご自身の信仰に疑問を持っている信徒がおられるなら、余計なことを悩むより3年間だけでも次の3つのことに挑戦してみてください。まず、真面目に牧場に出席して素直な分かち合いをするとともに牧場のためにできる奉仕をしてみてください。二つ目には、わが教会が提供する基本的な道コース（いのちの道、確信の道、新しい道、成長の道、神体験の道）の全過程を学ぶようにしてください。三つ目は、主日共同礼拝に欠席せず、参加してみてください。その後、周辺の人々はもちろん、自分自身がみても不思議ほど根深い信仰者に変わっているだろうと思います。

私は、わが教会の全信徒がどのような激しい風当たりがあっても折れず、神の前にぶれない信仰者として委ねられた召しに忠実に歩み続ける根深いクリスチャンになるように祈っております。