神様は人を用いる時、どのような条件にも影響されないお方です。遊女、収税人、異邦人の女、そばめの子でも召して用いてくださるお方です。じつに、エリコの遊女ラハブも召されました。モアブ女ルツも神様に召され、ダビデの系図に入り、メシアの祖先の一人になりました。そばめの子であるエフタも召され、イスラエルの民を救い出す士師として用いられました。

神様は奴隷であり、罪人でもあったヨセフを召してエジプトの総理として立ててくださり、イスラエルを飢饉から救い出してくださいました。不倫の女バテ・シェバも特別に召され、知恵の子ソロモンを産みます。カレブも８５歳の高齢にもかかわらず、何の問題なく召され、ヘブロンの地を征服するために、霊的リーダーとして用いられました。

学校教育を受けた経験のないペテロも召され、立派に用いられました。驚くことに彼が三度も主イエスを否認する過ちを犯しても、神は悔い改めさせ用いてくださいました。売国者の収税人マタイも神様に召され、マタイの福音書を書くまでになりました。自分の主人を裏切り逃げていたオネシモさえも召され、使徒パウロと彼の主人ピレモンに仕えるしもべとして用いられていきました。

あなたは勉強が十分ではない、貧しい、病がある、さらに、暗闇の過去があるとしても、神様に召され、用いられることに何の支障もありません。

これだからダメ、あれだからダメと一人で思い込んでいるだけで、神様はそのようには考えられません。神の御前に何一つ問題とはされません。今が大事なのです。昨日まで何をしてきたのか、神様に用いられるためには問われません。神の御前に立つ人の心が大事です。神様はあなたの外に見える緒条件に縛られるお方ではありません。

遊女でも、収税人でも、奴隷でも、そばめの子でも、裏切り者でも、不倫の罪人でも、無知な人でも神の召しには何の制限もありません。従う志のある人なら用いてくださいます。この神様に感謝して従いましょう。