私たちが断食するとき、神様は喜ばれ、断食する私たちの内で新しいみわざを成し遂げてくださいます。具体的な例として、バビロンに捕囚されたダニエルは、そこの偶像に自分の信仰が汚されないように、神の御前に心を定め、野菜のみ食べながらエルサレム神殿の方向に向かって一日三回の祈りを続けました。このようなダニエルの断食は、自分だけに留まらず共に捕囚されてきた友人たちや同胞たちを生かす新しい歴史を切り開くことになります。

聖書にはいろんな断食が紹介されています。一日の断食、二日の断食、三日の断食、40日の断食などがあります。また、水さえ飲まない断食もあれば、水を飲みながらの断食やダニエルのようにお肉を含めた主食を控えながら野菜のみ食べる部分的な断食も紹介されています。

わが教会では毎年、受難週を迎えて、特別早天祈祷会を開催し、大きな恵みに預かりました。そこで、今年の受難週（3月21日－26日）特別早天祈祷会もダニエルのような断食をしながらイースターをお迎えしたいと思います。

特別早天祈祷会の期間の6日間は、お肉を含めた主食（ご飯、パン）を食べず野菜のみ食べながら祈る期間にして、イエスさまを黙想したいと思います。一週間続けるのが難しい方は1日一食を野菜食にするだけでもチャレンジしてみましょう。

特別早天祈祷会の間、教会で提供していた朝食もバナナやジュース、水だけの準備とします。野菜のみ食べる部分的な断食、ダニエル断食にチャレンジしてみてください。 さらに、この一週間は、お仕事の関係を除いてインターネットも中止（断食）して過ごしてみましょう。もちろんゲームや娯楽、テレビドラマも断食してみるのはいかがでしょうか。

その代わりに、聖書を読み、祈りのパートナーと祈りの課題について分ち合い、祈る時間を増やしてみましょう。 「わたしの好む断食は、これではないか。悪のきずなを解き、くびきのなわめをほどき、しいたげられた者たちを自由の身とし、すべてのくびきを砕くことではないか」（イザヤ書58：6）