同じ教会に通う信徒たちが一緒に集まって仲良く交わり、互いに慰められることだけでは、家の教会（牧場）と言えないと思います。その牧場にはまだ信仰のないVIP（未信者）が必ず同席していなければ正常な牧場の集いとは言えないのです。

魂の救いと弟子づくりが存在目的の牧場であるなら、必ずVIPがいるべきです。VIPがいることで 牧員たちが弟子として訓練を受ける事になり、牧場の集いに活気が生まれます。いくら厳しいVIPで あっても、彼らを支えるうちに、神の御心にも気づき、傷を受けながらキリスト者としての信仰が成熟するのです。

ところが既に信じている者(信徒)がこのようにVIPを招いて仕えるためには、牧場の集いに対する 認識の転換も求められますが、VIPに近しくし彼らを支える事が生活の一部になるのが大切ではないかと思います。もちろん、これは信仰の体質を変える事なので、どんなに時間がかかっても必ず実行しないといけないと思います。

したがって、教会もVIPを招いて支える多様な取り組みを企画し、具体的に助けるのがとても大切な役割であると思います。これを教会の土壌作り、あるいは魂の救いのための新しい体質改善とも言えると思います。

具体的な例を挙げて考えてみましょう。今のわが教会が新しいVIPを招くのに適切であるだろうか、という問いかけに対して正直な自己評価が必要です。もっと具体的に質問するなら、狭い教会の駐車場は初めて訪問するVIPのためにどれほど配慮しているだろうか？会堂内の座席案内は初めて来られたVIPたちにとって適切な場所だろうか？初めに来られたVIPにも理解できる分かりやすい説教が行われているだろうか？VIPに渡した週報を初め、教会の資料は適切であり、主日礼拝後の昼食はより親密な交わりを持つために生かされているだろうか？VIPが牧場に繋がるまでスムーズにこれらの配慮が 行われているだろうか？福音を聞き、信仰の決心ができる機会はどのように提供されているだろうか？

おそらく魂の救いに興味のある牧場であるなら、同じ悩みを自分たちにも問いかけてみるだろうと 思います。魂の救いは、真のいのちを取り戻す神の願いであり、神のみわざです。この神の願いに 従って共に仕える人であるなら、約束された御国の祝福を豊かに受けると確信いたします。